矯正歯科

矯正治療で予防への効果

矯正治療歯並びが乱れている状態は、「食べ物が挟まりやすい」「唾液で汚れが流れにくい」など、歯に汚れが着きやすく、取れにくい口内環境といえます。
毎日のブラッシングや歯科医院で定期検診を受けることは、一生涯ご自身の健康な歯で過ごしていただく為にとても重要なことです。
しかし、歯並びが悪い方は、毎日のケアと定期検診だけではどうしても不十分な場合が多いのです。
というのも、歯ブラシの毛先が歯と歯の隙間に届かなかったり、歯垢が一部に集中して残ったりすることで、どれだけ丁寧にブラッシングをしていても虫歯になるリスクは避けられない為です。
また、歯並びの乱れによって引き起こされる「噛み合わせの不具合」により、歯ぎしり・肩こり・頭痛などの全身への影響も生じてしまいます。
逆に歯並びを改善することで、これらの症状が軽減される上に、見た目が美しくなり、虫歯・歯周病・口臭の予防にも繋がります。

矯正治療の種類

矯正治療は、混合歯列期(子供の歯)と永久歯列期(大人の歯)の2つの段階に治療を分けることが可能です。

混合歯列期(子供の歯)

混合歯列期永久歯列期の矯正治療では、歯並びを改善することはできますが、顎の前後の位置の改善は手術を併用しなければ完治は難しくなります。
しかし、顎の成長期である混合歯列期の矯正治療であれば、顎の骨格の不具合を矯正で改善することができます。
例えば、上顎は10歳頃まで前方へ成長するため、「出っ歯気味」であればそれ以上顎が前に出ないように牽引をし、「反対咬合(受け口)」であれば上顎を前方に引っ張って改善するなどが可能です。
また、叢生(ガタガタした歯並びや乱杭歯)の原因は隙間不足のため、いかに歯を並べる隙間を作れるかが治療のポイントになります。
永久歯に生え変わってから隙間を作るには、「歯を抜く」「奥歯をさらに奥へ移動させる」「歯を削って細くする」などの作業が必要になりますが、混合歯列期の場合、歯並びのアーチの拡大をしたり、第一大臼歯を後方へ牽引することで隙間を作ることができます。
そのため、お子様の矯正治療を開始するタイミングは、乳歯と永久歯の生え変わりの時期でもある混合歯列期の6~10歳が理想的といえます。

永久歯列期(大人の歯)

永久歯列期永久歯列期の矯正治療は、全ての永久歯に矯正装置を装着して大人の歯をキレイに並べる矯正治療です。
歯を動かす方法は、皆さんがよく目にするブラケットという装置にワイヤーを通して行う「マルチブラケット法」や、歯の裏側に装置を付けて行う「マルチリンガルブラケット法」、透明なマウスピースを使用して行う「マウスピース矯正」など、患者様の状態やご希望に合わせて選択をしていただけます。

現在、ロータス歯科・矯正歯科には数多くの矯正のご相談が寄せられています。
ロータス歯科・矯正歯科では、矯正専門医が診療を担当させていただきます。
矯正の相談日も設けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

ワイヤー矯正の種類

ブラケット

ブラケットは歯の表面に直接接着する装置です。
ワイヤーを通すため、装置に溝が付いています。
ブラケットに使用される主な素材は、金属(メタル)、プラスチック、セラミック、ジルコニアセラミックなどがあり、それぞれの素材に長所と短所があります。

金属(メタル)
目立ちにくさ
壊れにくさ
汚れにくさ
プラスチック
目立ちにくさ
壊れにくさ
汚れにくさ
セラミック
目立ちにくさ
壊れにくさ
汚れにくさ
ジルコニア
目立ちにくさ
壊れにくさ
汚れにくさ

目立ちにくく、耐久性もあり、汚れにくい素材を選びたい場合は、ジルコニアセラミックがおすすめです。
ただ、見た目や装着などによりマウスピース矯正(インビザライン)が一番お勧めです。

ワイヤー

ワイヤーはブラケットの溝にはめ、歯を動かすための金属線です。
ワイヤーには、断面が丸いラウンドワイヤーと、四角いレクタンギュラーワイヤーの大きく分けて2種類があり、細いものから太いものまで様々な太さがあり、患者様の治療の過程に合わせてワイヤーを使い分けていきます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して行う新しい矯正治療です。
ご自身で取り外しが可能で、痛みもなく、お仕事などで昼間の装着が困難な方や、金属アレルギーがある方でも可能な矯正治療法です。ワイヤー矯正で起こる歯根吸収等の副作用もほぼありません。
マウスピース矯正では、患者様の状態によっては抜歯またはスリット(歯の隙間を作る)を行います。
治療期間は個人差はありますが、平均的には約2年ほどです。抜歯をした場合の方が治療期間は短期間で済みます。
また、マウスピース矯正は、抜歯やワイヤー矯正から変更したい場合でも治療が可能です。

歯並びの種類

出っ歯・上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(出っ歯・反っ歯)上の前歯が極端に前に出ている状態です。日本人は比較的多くみられる症状です。

反対咬合・下顎前突・受け口(かがくぜんとつ)

下顎前突(受け口)上の前歯より下の前歯が前に出ている状態です。受け口ともいい、横から見るとしゃくれたように見える場合もあります。

すきっ歯・空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(すきっ歯)歯と歯の隙間が開いている状態です。隙間が目立ち、食べ物も挟まりやすくなります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(オーバーバイト)下の歯に上の歯が深く被っている状態です。顔が短く見えたり、歯が接触して大きく損傷してしまう場合があります。

乱ぐい・叢生(そうせい)

叢生(乱ぐい歯、八重歯)歯が隣の歯と重なり凸凹になっている状態です。八重歯や乱ぐい歯ともいい、ブラッシングが難しいため虫歯や歯周病のリスクが高まります。

開咬(かいこう)

開咬(オープンバイト)前歯を閉じても上下の歯が噛み合わず、隙間が開いてしまう状態です。食べ物によっては噛み切れないこともあります。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(かみ合わせのずれ)部分的に歯の噛み合わせが反対になってしまっている状態です。顔が歪んでしまったり、食いしばりができない方もいます。

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TEL:048-765-5101